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家系図・・・戸籍を遡る上での樺太の問題

家系図のご対応におきましては、日本では明治時代以降の戸籍制度により、中には破棄できる年限がかつてが今より短かった関係で破棄されているケースもございますが、破棄せず残している市町村も多くございますので、明治時代の戸籍まで遡れる事も多いです。
そのような中でさらに、樺太の戸籍の多くが残っていない、という問題があります。
Wikipediaによりますと、樺太の人口は、1940年(昭和15年)10月1日に414,891人おります。ちなみに北海道の同年の人口は3,272,718人との事であり、樺太に渡った方はその1/8という感じであり、すごく多いのかなと思っております(私も母方ご先祖様も、樺太に渡っております)。
樺太の戸籍で残っているものについては、外務省にて保管されており、開示請求できます。あるものは以下となります(外務省HPより)。
大泊郡知床村 戸籍簿 15冊 除籍簿 3冊
大泊郡富内村 戸籍簿 1冊
大泊郡遠淵村 戸籍簿 4冊
敷香郡内路村 戸籍簿 9冊
敷香郡散江村 戸籍簿 4冊
元泊郡元泊村 戸籍簿 8冊
こちらは、樺太全体の何分の1くらいなのでしょうかね。かなり少ないとは思います。こちらに当たれば、ラッキーですね。
さて、ご先祖様が樺太に渡った事が言い伝えられている場合、遡れなくなる事ももちろん多々あるのですが、以下のような場合は遡れます。
まずは、樺太に移住はしたものの、本籍は樺太に移していないケースがあります。この場合は何の問題もなく、それ以前に遡る事ができます。
本籍を樺太に移している場合でも、それ以前に遡れるケースがあります。それは、樺太から引き揚げた後の戦後戸籍に、樺太以前の履歴が載っている等、樺太に渡った前の本籍が出ている場合です。常に出ているわけではないです。でも出ている時は、嬉しいですね。まずは遡ってみる(取れる戸籍を取る)必要があります。

行政書士 残間 渉

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