家系図

弊所では、家系図業務に大変力を入れさせて頂いております。

始めたきっかけは、事務所情報ページの<沿革>にも記載しました通り、2015年の秋に、私の所属会の一つであります倫理法人会で、当時、北海道倫理法人会の会長を務めておられました、土屋ホームの創業者・土屋公三会長に、ご依頼を頂いた事です。
土屋会長には、戸籍調査のみならず、現地調査までさせて頂き、特に郷土史からは一定の成果がありました。
それが、現在の弊所における標準調査方法につながっております。

その後、数十件のご依頼に対応させて頂いておりますか、いろいろなマイナーチェンジをさせて頂き、現在に至っております(現在の納品物等に関しましては、もう少し下記にて)。

さて、弊所での家系図作成のための調査の方法についてですが、まずは戸籍を代理取得させて頂きます。

戸籍は依頼者ご本人様の現戸籍から前の世代に遡る形で、取得していきます。
多くの場合、明治時代に発行された戸籍まで遡る事ができます。
これで大体4~7代くらい前までのご先祖様がわかります(親の代を1代前として数えて)。
依頼者様に父系統、母系統(母の父系)、父方祖母系統(父方祖母から父系)、母方祖母系統(父方祖母から父系)などのうち、どれかを選択して頂きます。

戸籍は、自分自身の直系血族(男女どちらも可。また養親および養親のご先祖なども可)が載っている戸籍を取得する権利があります。
私がご依頼を受けた場合は、依頼者様に委任状を頂く事により、依頼者様の直系血族の戸籍を代理取得する事ができます。

今、日本で取得できる最も古い戸籍は、明治19年式と言われるものです(その後、明治31年式、大正4年式、戦後式、平成式(電子化)といったバージョン変更(フォーマット変更等)が行われております)。
明治の戸籍が取る事ができれば、ほとんどの場合、江戸時代生まれのご先祖様が載っております(江戸時代の元号による生年月日も明記されております)。

弊所での標準納品物は以下の通りです。
1.家系図(ツリー)
2.人物一覧表(ツリーに記載されている各人物に関する戸籍からわかる情報等)
3.調査報告書(①、②の補足および、郷土史調査を行い、そこからわかる情報の説明)
+ 取得した戸籍、日本史年表、発見した資料等(3.を行った場合)

こちらを以下の料金で対応させて頂いております。
a)1.のみ作成 :約5万円(4万円+消費税+戸籍取得料(平均7千5百円))
b)1.+2.作成 :約10万円(8万5千円+消費税+戸籍取得料(平均7千5百円))
b-2)郷土史調査なしでの3.の作成も致します(1.、2.の補足として)。
その場合:約11万6千円(10万円+消費税+戸籍取得料(平均7千5百円))
c)1.+2.+3.作成(郷土史調査つき):約15万円(13万+消費税+戸籍取得料(平均7千5百円))
d)(オプション)A4クリアファイルにて納品致しますが、皮製によるオリジナルブックでの納品も可能です。
そちらの対応:プラス1万円

まずは1.のみの作成でもよろしいかと思います。

戸籍がどれだけ読むに堪えうるものかという問題がございます。
これは、昔の戸籍は手書きであり、字の読みやすさには、かなりのバラツキがあるからです。
そこから先に進める(ご依頼頂く)かどうかを、お客様のほうで判断して頂ければとも思います。

さて、私がなぜ家系図をお勧めするかと言いますと、ご先祖様がいてご自身がいるという事を、頭では当然、皆様ご理解をされているとは思います。
ただ、家系図を作成する事により、それが見えるになります。ご先祖様の血が脈々と引き継がれて今ここに自分がいるという事を、リアルに感じられるようになれるのです。

この事はとても大きいです。
まずは命への感謝が今まで以上に湧いてきます。
時代時代におけるいろいろな厳しさがあった事が想像できますが、それぞれの時代において、ご先祖様が全身全霊で命を紡がれてきた息吹を感じることができるからです。

そしてさらに、自分と重ね合わせるご先祖様、守り神的に感じられるご先祖様が発見することができたりもします(私も家系図を作りましたが、曽祖父に対して、そのような想いを抱くようになりました)。

家系図は、作られる全ての方の人生の糧になるものと確信しております。
命自体が恵みでありますが、それをより力強く生かしていく人生が、家系図を手にした時から始まるのです。