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通信販売酒類小売業免許

お酒を小売販売する場合、酒類小売業免許を取得する必要があります。一般消費者への販売および飲食店への販売が、酒類小売業免許の対象となります(酒類卸業免許というものも当然ありますが、飲食店への販売は酒類小売業免許の範疇となります)。
さて、酒類小売業免許には、一般酒類小売業免許と通信販売酒類小売業免許があります。すなわち”一般”と”通信販売”の区分があります。
一般は、店頭で売るための免許です。通信販売は通販用ですが、インターネットでお酒を売る場合、この免許が必要になります。店頭およびネット販売を同時に行う場合、同時申請により同時取得ができます。
インターネットでお酒を販売する手段として、自社サイト(自社HP(ホームページ))で販売する場合と、通販総合Webサイト(仕組みのできているところ)で販売する場合がありますが、どちらの場合も、同じ基準で審査されます。
通信販売酒類小売業免許の申請では、販売用のカタログを申請書類に添付しますが、インターネット販売の場合は、画面(のハードコピー)を添付します。そして、その画面に対して、いろいろ細かなチェック項目があり、それを満たしていなければなりません。
具体的には「20歳未満の飲酒は法律で禁止されております」といった文言の表示や、年齢を入力させチェックする機能の装備などが、なされていければないりません。
自社サイトで販売する場合は、そういったチェック項目をクリアするようなサイトの作り込む必要があります(申請書の添付書類としては、あくまで画面や画面遷移を示すものを提出すればよいので、その時点でWebサイトが完成している必要はありません)。
さて、通販総合Webサイト上で販売をする場合についてです。こちらの方が、販売者さんにとっては、(Web販売の仕組み作りという点では)一般的にローコスト、ということになるかと思います。
私は、Amazonでの販売対応と、ヤフオクでの販売対応を経験しておりますが、あらゆるものでできるかな、とは思っております。しかしながら、注意は必要です。
まず、Amazonに関してですが、こちらは通信販売酒類小売業免許の対応がなされていると言えます(しかしそれでも、チェック項目全てをクリアする画面を書類に盛り込むのは、慣れていなければ、結構大変かもしれません)。さてヤフオクに関してですが、こちらは通信販売酒類小売業免許の対応が十分にはなされていないと言ってよいでしょう。具体的には、ヤフオクでは年齢入力欄がありません。YahooIDの新規登録時に、生年月日を入力させ、それにより販売する商品カテゴリーを制限している、という仕組みなのです。しかしこの事を説明するだけでは、許可は取れません。あくまで、年齢を、お酒を販売するタイミングで入力させ、チェックしなければならないのです。ヤフオクなどでは、画面に年齢欄を作ることなどはできません。これをどうクリアするか、ということですが、ズバリ、なんとかなります。ただし、(書類の作成を含め)苦労なさるかもしれませんので、私どもにお任せ頂くことを、ここではオススメしたいと思います。

(残間渉 ~ 札幌市白石区のOPEN行政書士事務所・代表)

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